卒業論文題目

学生たちはこのような研究をしています。

2023年度

  • フォンターネ『迷誤あれば』にみるベルリンの人々の「生活」と「心情」
  • ハインリヒ・フォン・クライストの『聖ドミンゴ島の婚約』研究 ―作品に描かれた人種問題と日本での受容・翻訳

2022年度

  • シラーの『ヴァレンシュタイン』における三十年戦争    ― 軍隊の行動とヴァレンシュタインの変容をめぐって
  • 『ガリレオの生涯』とブレヒトの演劇論
  • ケストナーの描く子どもたち ―児童文学における主人公像
  • インゲボルク・バッハマンの『三十歳』― 不安と言葉の問題をめぐって―

2021年度

  • E. T. A.ホフマンの『廃屋』(Das öde Haus)における不思議なもの
  • 『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』における主人公ヴィルヘルムの成長と〈金〉の役割について ―ヴィルヘルムの2つの家族を例に―
  • 後期ロマン派音楽と演奏記号:データに基づく計量的概観

2020年度

  • ドイツにおける企業の広告キャッチコピーとその言語的特徴に     ついて:データに基づく計量的研究
  • ケストナーの児童向け作品における父親像の変遷

2019年度

  • ブレヒト『肝っ玉おっ母とその子供たち』における女性像 ― グリンメルスハウゼン『放浪の女ペテン師クラーシュ』との比較を通して
  • ノサックにおける「生」と「死」の境地 ― 短編集『死神とのインタヴュー』を中心に
  • ドイツにおける流行歌の通時的分析:コーパス言語学的手法を用いて

2018年度

  • フォンターネの『迷いともつれ』における自然描写
  • シラーの戯曲『ヴィルヘルム・テル』における女性像 ― 自由と理想を志向する劇作術
  • トーマス・マン『道化者』に見られる芸術家精神
  • ドイツ語の文章語における名詩的文体の増加に関する計量的研究 ― 接尾辞-ungを例として

2017年度

  • Die Beziehung zwischen Vater und Sohn Theodor Storms Novelle Hans und Heinz Kirch
  • パウゼヴァンクの短編集『そこに僕らは居合わせた』から見るナチス政権下ドイツの青少年の姿
  • Die Figur Siegfrieds in verschiedenen Darstellungen des Nibelungenstoffs
  • 探偵小説としてみる『エミールと探偵たち』

2016年度

  • ハインリヒ・ベルの見つめた廃墟 ― 初期短編『長い髪の仲間』『並木道での再会』『商売は商売』に関する考察
  • Die Rolle des Spielzeugs in E.T.A. Hoffmanns Märchenerzählung Das fremde Kind
  • ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』における自己投影と教育批判
  • 『カタリーナの失われた名誉』から見る1970年代の西ドイツメディア
  • Das „sanfte Gesetz“ in Stifters Erzählung Katzensilber 
  • オーストリア皇妃エリザベート ― 美の追求と素顔をめぐって

2015年度

  • 『ヴァニスに死す』―マンの自然美への憧憬に関する考察 ―
  • ラーエル・ファルンハーゲンの文学サロン ― 往復書簡と伝記を中心に ―
  • フランツ・カフカの『変身』について ―「変身」という寓意をめぐる考察 ―
  • Dichtung, die keinen Ausdruck findet  ― Eine Interpretation von Hofmannsthals Chandos-Brief

2014年度

  • グリム童話における死神
  • プロイスラ―『クラバート』研究 ―「クラバート」伝説と労働観をめぐって
  • カフカの『変身』における父子関係の描写をめぐる考察
  • デュレンマットの推理小説における「アンチ推理小説」   ―『判事と死刑執行人』『疑惑』を中心に―
  • ブレヒトにおける『三文オペラ』研究 ― 成功と改作の意図に関する一考察 ―

2013年度

  • 話法の助動詞sollenの用法と意味分類及びその考察
  • 二つの世界を繋ぐ者としてのモモの働き ―『はてしない物語』のバスチャンとの相違
  • 北杜夫にみるトーマス・マン  ―『トニオ・クレエゲル』を中心に
  • 法律家ホフマンと『スキュデリー嬢』 ― カルディラックの犯罪をめぐって―
  • Popmusik und Kinderlieder – Die deutsche Sängerin Nena
  • シカネーダーの『魔笛』研究 ― タミーノの成長を中心に
  • E.S. Özdamars Die Brücke vom Godenen Horn als Bildungsroman

2012年

  • 『グリム童話』における初版と7版の比較
  • 慣用表現における和独翻訳について
  • シュニッツラーの見た世紀末ウィーンの女性たち ―『輪舞』(Reigen)をめぐって ―
  • カフカの『城』研究 ―Kの到達不可能性と試行をめぐって―
  • ノヴァーリス作品における鉱山モチーフ ―『青い花』第1部を中心に ―
  • ドイツ語と日本語における否定接頭辞の比較

2011年度

  • 「視点」と言語表現
  • 『飛ぶ教室』における語りの特徴とケストナーの子ども観
  • クリスマス文化とドイツの食卓

2010年度

  • 第三帝国におけるフリードリヒ大王像
  • 『盗まれた記憶の博物館』におけるラルフ・イーザウの記憶・歴史観
  • ブレヒトの教育劇『イエスマン』と謡曲『谷行』の比較考察  ―ブレヒトがどのように『谷行』を捉え改作したか ―
  • グリム童話第7版とディズニー作品の比較考察 ―『灰かぶり』・『いばら姫』・『白雪姫』

2009年度

  • ドイツ語と日本語の否定極性表現について
  • ドイツ語電子メールにおける文体
  • 「思う」に対応するドイツ語の動詞denkenとglaubenの比較研究
  • ヴィルヘルム・グリムの男女の道徳観について ~『グリム童話選集版』から~
  • トラークルの詩作品における構造
  • V.E.フランクル『夜と霧』にみる苦悩への対峙
  • E.イェリネク『ピアニスト』におけるクレーマーの「成長」